マリンアクティビティにすっかり癒された私は、夢中になりすぎて、逆に体力を消耗してしまいました。いい具合に疲れた体を癒すために、本日の宿泊先であるドーム型コテージにチェックイン。
ドーム型コテージ
ここは、県民の浜の中でも人気のある施設。自転車で訪れる人も多いので、室内には自転車を置くことができるスタンドも設置されています。
コテージ内
室内は、スマホが手放せない私にとって最高に嬉しいWi-fi完備。また、キッチンや洗濯機、シャワールームやトイレなど、ここで生活できそうなくらいの充実した設備に驚きでした。
玄関から反対側にあるガラスのドアを開けると小さなバルコニーがあり、そこからは海に沈む、黄金色の夕日を楽しむこともできました。白いドーム型コテージがほんのりゴールドに染まり、ちょっとリッチな気分を味わえます。
バルコニーからの夕日
すっかりお腹も空いていたので、ここではBBQを楽しませていただくことになりました。
食材の準備はもちろん、機材のレンタルもしてくれるので、手ぶらで来てもBBQが楽しめます。
BBQ
夕日を眺めながら、波の音を聞きながら、ゆったりと楽しむBBQ。
厳選された素材の味を堪能しながら過ごす時間は、とっても贅沢な時間でした。
午後8時。
夜になり、コテージの周辺は真っ暗で、すでに波の音だけが聞こえる静かな状態に。
この時間に向かったのは、昼間にe-バイクで島内を探索した時から気になっていた、かまがり天体観測館。イベントや定例会以外の時は予約が必要ですが、この日はとてもラッキーなことに、施設の中に入れてもらえることになりました。さらに、国内最大級だという42cmマクストフ望遠鏡を覗かせていただきながら、天体観測館の管理をしている先生に質問に答えていただけるという、星が好きな私にとってスペシャルな展開になりました。
42cmマクストフ望遠鏡
この日は残念ながら曇り空で、肉眼では星を見ることができない状況でした。しかし、望遠鏡を覗くと、時折いろいろな星たちに出会うことができました。
一番印象に残ったのは、土星です。周りの輪まで、はっきりと形を確認することができましたが、縞模様までは確認できず…残念!
その後も、いろいろな星に望遠鏡を合わせていただき、星によって光の色や輝き方が違うことを教えてもらいました。
この日、一緒に参加していた小学生から大人まで、みんなが星や宇宙に関する質問をさせていただいたのですが、それらに丁寧に答えてくださる先生の優しさに参加者全員が感動。
宇宙は、私たちでは簡単に想像も出来ない、どう表現すればいいのかもわからないくらい広い世界です。
でも、先生から「人間も、星屑から出来ているんですよ」と教えてもらった時に、空を眺めているだけで心が癒され、まるで自分もキラキラしているような感覚になれるのは、宇宙や星たちと共鳴できているからかもしれないと、何度も望遠鏡を覗きながら、ワクワクする気持ちを止めることができませんでした。
宇宙の話を聞いて癒され、快適なドーム型コテージでグッスリと睡眠をとり、2日目の朝はスッキリと目覚めることができました。
朝、コテージの近くを散歩していたのですが、とても気になる場所を見つけました。
古代製塩遺跡展示館にある「藻塩づくり体験施設」です。
藻塩づくり体験施設
蒲刈は、古代藻塩づくり発祥地なのです。
藻塩碑
売店に藻塩に関するお土産がたくさんあったのは、これが理由です。
ここは、海人の藻塩づくり体験ができる施設で、実際に土器を使った古代の方法で藻塩を作れるそうで、修学旅行の自然学習としても人気なのだとか。
この日は、藻塩づくり体験はやってはいませんでしたが、この場所にいるだけで、まるで古代にタイムトリップしたような気分でした。藻塩は、綺麗な海の水がなければ作れないそうです。そして、水質ランクの高い蒲刈の海だからこそ、今も藻塩づくりが可能なのだとか。これぞ、ここでしか体験できない、究極のアクティビティ!
「次は、絶対に藻塩づくり体験したい!」と思った瞬間、自分が「また、ここに来たい!」と強く思っていることに気づくことができました。
朝食を食べて、チェックアウトを終え、いよいよ帰ることに。
帰りも、バスに乗ろうと思っていたので、バスの時間まで県民の浜にあるハンドメイドカフェ「星の海 島の空」で、コーヒーをいただくことに。
ハンドメイドカフェ「星の海 島の空」
ここは、元々は研修施設の1つである工作館だった建物を活用し、2019年にハンドメイドカフェとしてパワーアップした人気の場所です。店内では、オリジナルメニューの提供や、ハンドメイド雑貨の販売などをしていて、すべてにこだわりとセンスが光る、とても素敵なお店です。
カフェ内
ハンドメイド雑貨
店内には、コーヒーの焙煎機があり、焙煎したての新鮮な自家焙煎コーヒーが楽しめます。コーヒーは、良質の豆を選び、豆の種類によって焙煎度も変えているというこだわりぶり!豆の種類はもちろん、その豆一つひとつが持つ味を最適に楽しんでもらえるようにと焙煎しているのだとか。そんなスペシャルなコーヒーは、味音痴な私でさえ、一口飲んだだけでその違いがわかります。酸味がほとんどなく、マイルドなのに後味が口いっぱいに広がるという、あまり他では体験できないスペシャルコーヒーでした。
私は、この自家焙煎コーヒーと新鮮な産みたて卵を使っているというティラミスも一緒にいただきました。とても濃厚で味わい深いティラミスを堪能し、そのまま帰路につきました。
焙煎機
帰りのバスの中で、感じていたこと。
眩しいい太陽と輝く星、癒される海の音と心地よい風、さらに自然の中で生まれた厳選素材が楽しめるお食事と、島で出会った人たちの充実した表情に、自分も少しだけ日頃の疲れた表情から輝きを取り戻すことができたような気がした、そんなキラキラな2日間でした。
〒737-0402
広島県呉市蒲刈町大浦7605
TEL 0823-66-1177
FAX 0823-66-1173
広駅前 → 営農センター
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/42454.pdf
(沖友天満宮前行)
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/48090.pdf
広島バスセンター10:03 → 呉駅前⑦乗場10:52 → 恋ヶ浜11:52
呉駅前⑦乗場11:52 → 恋ヶ浜12:52
呉駅前⑦乗場17:34 → 恋ヶ浜18:34
広島バスセンター17:35 → 呉駅前⑦乗場18:24 → 恋ヶ浜19:24
※恋ヶ浜からは徒歩15分ほどです。
クレアライン呉I.C→(国道185号線)→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線) →蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
山陽自動車道高屋I.C→(東広島・呉自動車道)→阿賀I.C→(国道185号線)
→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線)→蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
※ 安芸灘大橋通行料:普通車730円、軽自動車570円
四国方面からフェリーにて岡村港 →とびしま海道 県道287号線経由 →県民の浜