前編 | ①疲れを吹き飛ばせ!お気に入りのルートで「県民の浜」を目指す! |
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②「輝きの館」に到着!目に飛び込んできたものは? | |
③e-バイクで、島の魅力を発見するツーリングの旅へ | |
④地産地消を目指して。新鮮な素材にこだわった逸品を! | |
⑤いよいよ海へ!マリンアクティビティに癒されろ! |
後編 | ⑥ドーム型コテージでBBQ!金色に染まる贅沢な時間 |
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⑦かまがり天体観測館で、星に祈りを込める! | |
⑧古代からの方法を未来に伝える「藻塩づくり」 | |
⑨オシャレなカフェで焙煎したての珈琲を! |
番外編 | 「輝きの館」を、もっと安心・安全に IoTを活用した新たな取り組みに密着! |
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何かとストレスを感じることが多くなった、今日この頃。
こんなときこそ、自然の中でゆったり過ごして、思いっきり遊んで、美味しいものを食べて、とことんストレスを発散したい!
そんな想いを抱き、向かったのは広島県呉市蒲刈町にある広島県立「県民の浜」。
瀬戸内海に浮かぶ島であり、広島県で唯一「日本の渚百選」「日本の水浴場55選」「日本の快水浴場百選」にも選ばれているという海水浴場が人気の複合リゾート施設です。
今回、仕事の合間を利用した弾丸ツアーのため、移動時間をできるだけ短縮しようと新幹線で広島に入り、広島市内から電車で移動。JR広駅前から出ているバスに乗って、「営農センター」バス停へ。そこから徒歩で、県民の浜の中枢でもある「輝きの館」を目指すルートを選びました。本島から、瀬戸内海に渡ることができる橋があるので、バスや車はもちろん、最近では自転車でここを訪れる人も多いのだとか。
安芸灘大橋と蒲刈大橋を渡ると、目の前に広がる海と空!
バスから景色を眺めているだけでも、これからどんな体験が私を待っているのかと思うと、既にドキドキが止まりません!さぁ、いよいよ県民の浜へ到着です。
「県民の浜」で宿泊をするには、「輝きの館」「コテージかまがり」「ドーム型コテージかまがり」から宿泊先を選べます。それらのチェックインは、すべて「輝きの館」にて行います。
輝きの館
まだ、チェックインまでには時間があったので、たくさんのお土産品などが並んでいる売店をチェック!ここでしか買えないもの、特に「藻塩」は、蒲刈に来たら絶対に押さえておきたいお土産品です。その理由は、また後ほど詳しく説明するとしましょう…。
お土産
さて、輝きの館のロビーでは、あるものをレンタルすることができます。
それは…電動自転車「e-バイク」です!
チェックインの時間まで、このe-バイクで島を探索してみることにします。
eバイク
険しい道も悠々とサイクリングできると、アクティビティとして人気のe-バイク。
実際に乗ってみると、ちょっと漕いだだけでスピードが一気に出るので、一瞬「怖い!」と感じますが、5分ほど練習すればスイスイと快適に進めるようになりました。
右のハンドルに付いている変速機でギアチェンジをしながらだと、坂道もラクラク!
使い方がわからず、最初は四苦八苦していましたが、安全に走行するためにも、しっかり説明を受けてから出発しましょう!
※乗車には、自転車の一日保険に加入するか、ご自身で自転車保険に加入している必要があります。詳しくは、受付でご確認ください。
e-バイクで、島内のツーリングに出発します!
「輝きの館」を出発して少し走ると、すぐに海沿いの道に出ることができました。道がわからず、まったく土地勘がないので、ドキドキしながらe-バイクを漕いでいましたが、海からの風を感じながら、キラキラ輝く海の横を爽快に走っているうちに、このまま調子に乗ってどこまでも行ってしまいそうなくらい、海の側を走るツーリングに夢中になっていました。
ツーリング
ただ海を眺めているだけでもリラックス効果は抜群ですが、海に浮かぶ島々は、見る方向によって、いろいろな表情を見せてくれます。
島の中をe-バイクで走っていると、絶景が楽しめる場所を見つけることが楽しくなり、いつのまにか知らない道でもどんどん進んでいくようになっていました。細い道に入ると迷子になりそうで危険ですが、車が走るような大きな道を走っている限りは、迷うこともなさそうです。
途中、フォトスポットにもピッタリの岸壁を発見。記念撮影をしている人、釣りを楽しむ人、ふらりと散歩に来ている人たちなど、それぞれが島を満喫している様子が印象的でした。
フォトスポット
坂道もスイスイと走れてしまうので、調子に乗って山の上にある「かまがり天体観測館」にも行ってみました。
かまがり天体観測館
この時は、中には入れなかったのですが、ここからは海水浴場が一望でき、その景色が最高でした!
海水浴場
キラキラした海をずっと眺めていたからか、いよいよ海に入りたくなってきました。
その前に、腹ごしらえといきましょう!
「輝きの館」に戻り、館内にあるお食事処「あび」でランチ休憩です。
ここのレストランの看板メニューは、瀬戸内海の新鮮な素材を使った海鮮料理。その他にも、地産地消を意識しているという豊富なメニューが魅力で、お食事だけを楽しみに来る人もいるという人気のレストランです。
しかし、この日は新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、提供されるランチはテイクアウトメニューのみ。ちょっと残念だなぁと思いながらも、「からあげランチパック」を注文。
からあげランチパック
勝手に、からあげ弁当をイメージしていたので、思った以上に見た目もオシャレ!
せっかくなので、リゾート気分を満喫するためにも、青空を眺めながらいただくことに。
からあげは、しっかりと味付けされたやわらかい鶏肉がカリッと揚げられていて、とってもジューシー。作りたてだったこともあり、アツアツの唐揚げを楽しめて嬉しかったのですが、これならちょっとくらい冷めても美味しいだろうなと思いました。子どもから大人まで楽しめるメニューだと思います!さすが、家族連れに人気のレストランです!
海水浴を楽しむつもりだったのですが、県民の浜には人気のマリンアクティビティがあるということで、「蒲刈B&G海洋センター」へ向かいました。
蒲刈B&G海洋センター
ここでは、専門のインストラクターさんの指導のもと、マリンアクティビティが楽しめます。しかし、まったく泳げない私にとって、マリンアクティビティはハードルが高い。
やっぱり、海水浴場で浮き輪にでも乗ってプカプカ浮いていようと思ったのですが、爽やかなインストラクターさんに、「ちゃんと教えるので、大丈夫ですよ!」と言ってもらえたことで、俄然やる気に!
シーカヤック
シーカヤックは、小さなお子様でも、保護者の方が一緒なら楽しめという安心のマリンスポーツ。シーカヤックも面白そうだったのですが、ちょっと難しそうなSUP(サップ)を選択してカッコつけるあたりが、自分でも嫌になるくらいに単純…。
SUP
SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略で、ハワイ発祥のスポーツなのだとか。安全のため、ライフジャケットを装着し、最初に使い方を教わります。しつこいですが、私はまったく泳げません。「海に落ちたら、どうしよう…」とばかり考えていましたが、SUPは浮力が高く、安定感のあるちょっと大きめの専用ボードを使うので、海に落ちてもこのボードにさえ捕まっておけば問題ないと教わり、少し安心。そして、落ちた時にボードが離れていかないように、ロープで足にボードをちゃんと固定できるようになっています。
最初は、ボードの上で四つん這いの状態になるように乗りこみます。そこから、ゆっくりとバランスを取りながら立ち上がっていくのですが…、お腹と足がプルプルしてしまい、私は立ちあがるだけでも必死(笑)!でも、インストラクターさんの指導どおりにやってみると、思った以上に早くボードの上に立ち上がることができました。ちなみに、SUPに乗ると体幹が鍛えられ、シェイプアップ効果も期待できるのだとか。確かに…、これは期待できそう。
立ち上がることができたら、1本のパドルを使い、進む方向をコントロールしながら進んでいきます。進む方向だけでなく、前進・後進、そのスピードまで、パドルの動かし方や漕ぎ方だけで調整していくのですが、これが難しいけれど…面白い!慣れてくると、海の上に生じる小さなゆらぎを体いっぱいに感じられるようになってきます。この感覚は、浮力の高いボードを使うSUPならではかも…。自然のリズムと共鳴し、自分の進みたい方向をしっかりと定め、1本のパドルだけを使って自分が進みたい方向にどんどん進んでいけるようになる感覚は、まるで人生のようにも思えるので不思議です。
他ではあまり見ることができない、海面ギリギリの高さから見る陸の風景。その景色をもっと堪能したくて、調子に乗って沖の方へと進んでみます。すると、大きくて怖かったはずの海が、小さな波の音や水が跳ねる音だけが聞こえる、静かな「癒しの空間」であることに気づかされます。
この日は、天候の都合で参加できなかったのですが、SUPの上で夕日を楽しむサンセットツアーや、恋が浜の周辺をSUPでクルージングできるツアーなども開催しているそう。
…めっちゃ、参加したい。
あんなに海を怖がっていたくせに、SUPを降りた後も、またすぐに海に戻りたいと思っている自分に驚きました。海には、本当に不思議な力がありますね。それを、気軽に堪能できるのは、蒲刈の雄大な自然と、プロのインストラクターの方の安全な指導があってこそ。これぞ!ここでしかできない体験だと思いました。
〒737-0402
広島県呉市蒲刈町大浦7605
TEL 0823-66-1177
FAX 0823-66-1173
広駅前 → 営農センター
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/42454.pdf
(沖友天満宮前行)
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/48090.pdf
広島バスセンター10:03 → 呉駅前⑦乗場10:52 → 恋ヶ浜11:52
呉駅前⑦乗場11:52 → 恋ヶ浜12:52
呉駅前⑦乗場17:34 → 恋ヶ浜18:34
広島バスセンター17:35 → 呉駅前⑦乗場18:24 → 恋ヶ浜19:24
※恋ヶ浜からは徒歩15分ほどです。
クレアライン呉I.C→(国道185号線)→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線) →蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
山陽自動車道高屋I.C→(東広島・呉自動車道)→阿賀I.C→(国道185号線)
→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線)→蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
※ 安芸灘大橋通行料:普通車730円、軽自動車570円
四国方面からフェリーにて岡村港 →とびしま海道 県道287号線経由 →県民の浜