株式会社 県民の浜 蒲刈 支配人 川岡 定義
「広島県立県民の浜」の最大の魅力は、他ではなかなか味わうことのできない自然豊かなロケーションです。しかし、この自然を守ることは、実は簡単なことではありません。
近年では、豪雨災害によって、蒲刈の自然も大きな打撃を受けました。やっと復旧が進んだと思った矢先、今度は新型のウイルスが猛威をふるい、状況はさらに一変しました。 お客様に、常に安心かつ安全に施設をご利用いただくためには、どのような取り組みが最善なのか。どんなに考えても、その正解に到達することはできません。
しかし、この美しい風景を守りたい、この場所をもっと元気にしたいという思いから、どんな有事にも負けず、自然と共存していける強い施設にしていきたいと、私たちは挑戦していくことを決めました。
その一つが、IoTの導入です。これは、我々にとっては大きな変化となるため、簡単に決断できることではありませんでした。 しかし、こんな時だからこそ頑張らなければという思いが強く、挑戦してみることにしたのです。これらの取り組みは、お客様にご利用していただきやすくなるのはもちろん、スタッフの業務面においても、大きな効率化につながると期待しています。それにより、お客様へのサービスの質をさらに高めるだけではなく、リスクの軽減にもつながると考えています。
しかし、ただ安心して過ごしていただくだけではなく、ここにある自然の素晴らしさを堪能し、いろいろな体験を楽しんでいただける場所にしていかなければ意味がありません。一度来たら、またここに帰ってきた くなるような、そんな楽しい思い出が作れる施設を目指していくことが、何よりも大切だと思っています。これまで、たくさんの修学旅行生の方にご利用いただきましたが、何年か経った頃に、またプライベートで遊 びに来てくださる方々もいらっしゃいます。それは、私たちにとって、とても誇らしいことです。この場所が好きで、ここをもっとたくさんの人に知ってほしいと思っているからこそ、ここにある自然に価値を感じてくだ さる人たちに、今後も楽しくご利用いただけるような施設にしていきたい。そのためにも、時代の流れとともに変化するニーズにも応えていきながら、今後もさらなる挑戦ができるように努めていきたいと思っています。
株式会社県民の浜 蒲刈 施設長 篠永 浩二
「広島県立県民の浜」は、瀬戸内海にある豊かな自然が魅力の複合リゾート施設です。 広島県が打ち出した「県民の海構想」により、白い砂浜と水質ランクAAを誇る美しい海水浴場が蒲刈に誕生しました。その後、蒲刈B&G海洋センター、かまがり天体観測館、工作館などの施設が次々と建設され、県 有地として広島県が管理する海水浴場と、蒲刈町が管理する青少年の健全育成を目的とした施設等を総称し、「県民の浜」と呼ぶようになりました。 また、この場所は、1989年に開催された「海と島の博覧会」のサブ会場の一つとなったことでも注目されました。それに先立ち、前年には研修を目的とした宿泊施設「輝きの館」がオープンし、その名前には、『島が 輝き、住民も一緒に輝ける場所にしたい』という、当時の町長の想いと希望が込められています。
大きな転機となったのは2005年。蒲刈町は呉市に編入され、同時に各施設を管理する「株式会社県民の浜 蒲刈」を設立しました。直営であった経営体制から、呉市の指定管理者として今ある環境を守り、さらに 未来に向けた事業展開も求められるようになったのです。そこで、この素晴らしい環境を守りながら、さらに観光にも役立ててもらえたらという思いから、温泉施設「やすらぎの館」や「コテージかまがり」が誕生する など、リゾートに相応しい環境へとどんどん整備され、その名のとおり県民の方々の憩いの場として、さらにインターネットの普及によって県外からもお客様に来ていただけるようになりました。特に、街ではなかな か体験できない自然体験学習の場として、今では年間70校以上の学校の修学旅行先となっています。
県民の浜には、派手なアトラクションがあるわけではありませんが、大きな海と青い空、星が輝く夜空、山にはみかんの木があるなど、自然のすべてがここにあると言っても過言ではないでしょう。 このような場所は、日本の中でも珍しくなってきています。また、瀬戸内海にありながら、本土からのアクセスもよく、最近では自転車を楽しむ方々の人気スポットとしても注目されています。これから、ネット環境の 整備やIoTの活用が進み、若い人たちにも使っていただきやすい施設へと進化し、その中でさらなる展開も期待できるのではないかと考えています。
ただ、私自身が絶対に忘れてはいけないと思っているのは、初めてこの島に来た時に、この雄大な景色を見て感動した時の気持ちです。皆さんにも、是非あの感動を味わっていただき、その感動が県民の浜の「価値」となって広がり、人と人がこの場所を通してつながっていくことで、本当の意味での「人が輝き、地域が輝く憩いの場」になれると、私は信じています。
社名 | 株式会社県民の浜蒲刈 |
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団体所在地 | 呉市蒲刈町大浦字前沖浦7605番地 |
代表者氏名 | 代表取締役 平尾俊正 |
設立年月日 | 平成16年4月27日 |
設立目的 | 事業概要に記載する事業を営むことを目的とする。 |
事業概要 |
(1) 県民の浜温泉やすらぎの館の管理運営事業 (2) 呉市蒲刈町の「県民の浜」に所在する関連施設の管理運営事業 (3) 上蒲刈島の自然環境保全・活用事業 (4) 健康体操教室の経営等の健康づくり事業 (5) 地域物産を活用した農産食品,水産食品,清涼飲料の製造,加工,販売事業 (6) 呉市蒲刈町の特産品の研究・開発・販売事業,上蒲刈島の自然体験と天体観測事業等の地域振興に係る事業 (7) 地域文化・歴史資源の保全と継承,活用事業 (8) 文化・スポーツ活動,生涯学習活動等の開催及び支援事業 (9) 上蒲刈島と各都市等との交流のあっせん事業 (10)呉市蒲刈町の「県民の浜」宿泊施設の経営等のホテル及び旅館事業 (11)化粧品等の製造及び販売事業 (12)前各号に附帯する一切の業務 |
資本金 | 25,000千円 |
従業員数 | 42人 |
役員 | 代表取締役 平尾俊正 取締役 田村昌昭 楠律夫 高島一夫 監査役 竹内滝法 丸山國大 |
〒737-0402
広島県呉市蒲刈町大浦7605
TEL 0823-66-1177
FAX 0823-66-1173
広駅前 → 営農センター
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/42454.pdf
(沖友天満宮前行)
https://www.city.kure.lg.jp/uploaded/attachment/48090.pdf
広島バスセンター10:03 → 呉駅前⑦乗場10:52 → 恋ヶ浜11:52
呉駅前⑦乗場11:52 → 恋ヶ浜12:52
呉駅前⑦乗場17:34 → 恋ヶ浜18:34
広島バスセンター17:35 → 呉駅前⑦乗場18:24 → 恋ヶ浜19:24
※恋ヶ浜からは徒歩15分ほどです。
クレアライン呉I.C→(国道185号線)→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線) →蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
山陽自動車道高屋I.C→(東広島・呉自動車道)→阿賀I.C→(国道185号線)
→安芸灘大橋(有料)→(県道74号線)→蒲刈大橋→(県道287号線)→県民の浜
※ 安芸灘大橋通行料:普通車730円、軽自動車570円
四国方面からフェリーにて岡村港 →とびしま海道 県道287号線経由 →県民の浜